震度とマグニチュードの関係
震度は、ある場所での地震による揺れの強さをあらわし、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)をあらわします。これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ています。電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当します。つまりマグニチュードが大きくても(電球が明るくても)震源から遠いところでは震度は小さく(暗く)なります。
また、マグニチュードは大まかに言うと世界共通です。ただし使っている計算式や地震観測網が違うために、それぞれ異なるマグニチュードの値が計算され、その結果新聞などで見る外国の地震のマグニチュードが同じ地震なのに少し違っている場合があります。
※気象庁HPより
マグニチュードと最大加速度gal(ガル)について
最大加速度「gal(ガル)」とは人間や建物にかかる瞬間的な力の事です。地震動の加速度で一秒間にどれだけ速度が変化したか表す単位で、震度と同じように1つの地震でも観測地点の位置によって違う値を示します。この地震加速度に揺れの周期や継続時間を考慮して「震度」を割り出します。
気象庁ではこの「震度」について震度0~震度7までの10階級に分けています。震度と地震加速度については、気象庁公式サイト内の「震度の算出方法」を基に作成しています。
震度 | 計測震度 | 地震加速度(参考) |
0 | 0.5未満 | 0~0.6ガル |
1 | 0.5以上1.5未満 | 0.6~1.9ガル |
2 | 1.5以上2.5未満 | 1.9~6.0ガル |
3 | 2.5以上3.5未満 | 6.0~19ガル |
4 | 3.5以上4.5未満 | 19~60ガル |
5弱 | 4.5以上5.0未満 | 60~110ガル |
5強 | 5.0以上5.5未満 | 110~190ガル |
6弱 | 5.5以上6.0未満 | 190~340ガル |
6強 | 6.0以上6.5未満 | 340~600ガル |
7 | 6.5以上 | 600ガル以上 |
※気象庁HP「計測震度の算出方法」より